S&P500連動ETF(1655)を選んだ理由
今回は、僕が数あるS&P500連動型投資の中で、iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655)を選んだ理由について書きます。
目次
S&P500連動投資たくさんある
S&P500に連動する投資法は、米国株投資の中ではある種スタンダードとなっています。
あのウォーレン・バフェット氏も、初心者はS&P500連動ETFを買い続けなさいと言ったそうです。
そうは言っても、選択肢が多くどれを選べばいいのか分からない、なんとなく選んでいる人も多いと思います。
今回の記事が、そういった人の為になればと思います。
前置き
僕は運用資金が少なく、一度に投入できる資金も少ないということを言っておきます。
また、楽天証券の『一日定額コース』と『貸株』制度を使っているということも頭に入れておいてください。
一日定額コースは、一日の取引が10万円以下なら手数料が無料になります。
貸株は、保有している株を貸すことで、設定された金利を受け取る事が出来る制度です。
設定しておけば、勝手に毎日金利の計算をしてくれて、毎月金利を受け取れます。
この記事は、この条件に該当する人に向けたものです。
1655を選んだ理由
まず、S&P500に連動する投資先について分類しますと。
①アメリカで上場しているS&P500連動型ETF(VOO、IVV、SPY)
②日本で上場しているS&P500連動型ETF(1655、1557、1547)
③投資信託(iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド、iFree S&P500インデックス、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))
の3つがあります。
それぞれのメリット、デメリットについては色々なサイトで解説していますので割愛します。
私がこの中で、②の選択肢をとった理由ですが、
・一度に投下できる資金が少ないため、米国市場への投資は手数料負けするということ。(①を消去)
・自分の好きなタイミングで売り買いしたい。(③を消去)
という消去法になります。
特に2点目については、チャートやニュースを見ながら売り買いしたいという思いもあります。
そういうのが面倒だという人は投資信託をコツコツ積み立てていくのがベストだと思います。
ということで、ここからは1655、1577、1547の違いと、その中から僕が1655を選んだ理由を説明します。
まずはそれぞれの比較から。(2018/11/19のデータ)
となっています。
出来高については、少額の取引を考えているため関係ありません。
実際ほしいタイミングで買えています。
信託報酬については、圧倒的に1557が優秀です。
ただ、この差をひっくり返す要素があります。
単元株数とは、取引できる最小の株数です。
なので、1547、1577については3万円必要になるのに対し、1655は2000円から買えます。
分配金についてですが、1577は海外ETF扱いとなるため米ドルで分配されます。
この場合、課税も二重課税となってしまうのも注意する点です。
そして重要なのが、貸株金利です。
1655は現在0.75%に設定されています。
これが長期保有という戦略と抜群の相性となるのです。
買った株を一年間持ち続けたとして、リターンは(配当金)+(貸株金利)-(信託報酬)となりますので、下の表のようになります。
つまり、長期保有を考えたとき、最も得するのは1655なのです。
以上から僕が1655を選んだ理由は、
〇2000円という低価格で買える。
⇒欲しいときに少しだけ買い増すことが出来る。
⇒底を見誤ったとしても難平しやすい。(良いことではないですが。)
〇一年間持ち続けた時の得られるリターンが多い。
⇒長期保有との相性がいい。
という二点です。
実際は、貸株金利は雑所得扱いになるため、細かい所は確認してもらう必要があります。
それにしても、この制度を利用すれば1655は大変魅力的なETFといえます。
単に信託報酬や、配当利回りを見るだけでなく、使える制度を使って最大限のリターンを得たいものです。
以上です。
僕のように運用資金が少ない人は、是非参考にして見てください。
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