製薬企業は成長し続ける①
昨日の記事にもしましたが、これからも人と病の闘いは続くと思います。
理由は簡単で、下の2つです。
①病気になりたい人、病気にしたい人がいる。
②人は知的好奇心がとても強い。
ということが考えられます。
これからも病気は増え続ける
今回は1つ目を説明します。
人は体の調子が悪くなると、病名を付けてもらいたくなります。
理由は様々で、学校や仕事を休みたいからという人もいるでしょうし、体の不調に納得したいという人もいるでしょう。
こういう人は病気になりたい人です。
医者も察して適当な病名を付けてくれます。
加えて医者は、病名を付けたがります。
何故なら、診断を出さないと薬を処方できず、その分お金がもらえないからです。
それだけでは無く、医療に貢献したいという意識の高い医者は、名前の無い病気をまとめて論文発表し、皆が認めてくれればそれは病気になります。
新しい病気の誕生です。
理系らしくデータを出します。
ここ数年、悪性新生物(がんを含む)による死亡率は急増しました。
これは先日記事にした通り、寿命が延びてがんができるまで生き続ける人、つまり他の病気で亡くなる人が減ったことが考えられます。
ただ、これだけでは無く、医療技術の進化によってこれまでがんと認識出来なかったものを、がんとして認識出来るようになったということもあります。
病気が増える理論です。
一方で減る方も示しておきます。
1994年前後で日本の心疾患による死亡率は低下しました。
これは死亡時における診断基準が変わったからです。
何が言いたいかというと、極めて人為的な理由で病気は急増したり、急激したりします。
これからも、これまで病名が無かった体調不良に病名がつくでしょう。
その新しい病気に対して、新薬も登場するでしょう。
そしてその人には新薬が処方されますので、製薬会社は成長し続けられます。
製薬企業が今後も成長できると確信している私の理由は以上です。