NVIDIA決算振り返り
今回はNVIDIA(NVDA)の決算を自分なりに解釈していきます。
個人的には悪くない決算であったと思うのですが、やはり市場予測を下回る業績予測がネガティブになったそうです。
僕が着目しているのはRevenue(売上高)です。
利益は水増しできますが、売上高はそうはいかないそうです。
NVDA株は実体が伴っていないといわれることがありますが、確実に成長している企業だと僕は思っています。
前年比20%越えですよ?
Gross margin(売上総利益)が減少していますが、これは仮想通貨マイニング需要が激減したため、在庫を抱えたようです。
ただ、こういった半導体は生物と違って賞味期限がないので、作った在庫はそのうちはけるでしょう。気にしない、気にしない。
部門別でみてみましょう。
主力のGPU部門は確実に成長していますね。
Tegraというのはゲーム機やスマホに搭載されている統合型プロセッサです。
任天堂switchやGoogle Pixel、surfaceに搭載されています。
ここでの売上高が上がっていませんね。
この辺はNVIDIAの問題というより、これを搭載する商品の問題のように思います。
確かに任天堂の業績はあまりよくないように思います。
ただ、不屈の任天堂です。何とかしてswitchの売り上げを押し上げてくれるでしょう。スマブラも出ますしね。
市場別ではほとんどの分野で売上高が成長、もしくは維持の状態です。
見方によってはマイナスもありますが、業績が悪化しているとは思えません。
OEM/IP部門のマイナスも仮想通貨需要低下によるものです。これは諦めましょう。
ただ、個人的に仮想通貨ブームは終わるとは思っていなくて、また忘れたころに再燃すると思っています。
一しきり仮想通貨で儲けた人たちが、また儲けたくなったらブームになるはずです。
その時に米中貿易摩擦が解決していれば、GPU需要も再燃すると読んでいます。
なんせ、個人で所有するPC部品と違って、マイニングで使うPC部品はかなり消耗するそうです。
一度設備を揃えたからといって、次のブームも使えるかといえばそうではないそうで、ブーム再来=GPUブーム再来と読んでいます。
注目したいのが自動車(automotive)で、まだ実用化されていないのに確実に成長しています。
実用化寸前まで行けば、ゲーム部門に続く主力となるでしょう。期待したいです。
投資利益を見てみましょう。
配当出すし、自社株買いもやっていきますよ、とのことです。
配当金も7%上げるそうです。
7%というと驚きですが、実質は$0.15 → $ 0.16です。
まぁ、もとから配当金を期待する銘柄ではないので気にしませんが、株主のことも気にしてくれているそうです。
この配当を上げて、研究開発費を下げるようなら考え物ですが、そうではないので、今後も見守っていきます。
さて、気になる研究開発費(Research and development)ですが、増やしています。
僕は初心者なので、難しいことはわかりません。
ただ、売上高が今までの成長、そして研究開発費が未来の成長を示していると考えています。
市場の見通し予測を下回ってしまいましたが、個人的には悪くないと思っています。
自動運転は確実に実現します。
そして実現した時、世界中、日本中で利用されることが予想されます。
これは、僕が自動運転技術でNVIDIAが乗り遅れないと感じている自信にもなっています。
今はセクターサイクルの中で、テクノロジー株が売られているという分析が出ていました。
確かにそうかもしれません。
ただ、長期で見れば、今がNVIDIA株を買える最後のチャンス、最後のバーゲンセールだと思っています。